金を保有することのメリットはいくつかあります。
実物資産でありかつ景気の流れに左右されない安定した商品であること。
売却して現金化することが簡単なこと。
そして保有することで税金がかからないことに加え、小分けできることです。
つまり相続に便利な資産であるといえます。

たとえば土地などを相続人数人で分けなければならない場合、不動産は売却もすぐにはできませんし、土地やを小分けすることもなかなか難しいでしょう。
家などの建物ならなおさら困難です。
その点で金は非常に魅力的ですね。
金で資産を保有していた場合、相続人で平等に分けることもできます。

金を購入する場合、まずは信頼できる業者選びが必須となります。
金地金はサイズもさまざまですし、販売している業者も様々です。
例をあげれば地金商、精錬会社、貴金属店、商社などです。
売買単位は最小で5グラムが一般的でしょう。
たいていの場合、数百グラムまではバーチャージと呼ばれる手数料がかかります。
それも数百円単位ではなく、1万円前後かかってきます。

金地金は金とひとくくりになっていますが、取り扱う会社ごとに多様なブランドが存在しています。
たとえば有名な地金商である田中貴金属工業や製錬会社の三菱マテリアルがその代表的な例です。
自社で金地金を製造して完全に自社ブランドの金として販売している会社もあります。
商社などはいくつかの金ブランドを同時に商品として扱っていますが、重量や品質に違いがなければどこの金が安くてどこの金が高いなどということはなく、その日の海外金相場の価格に応じて販売価格も決定されます。

金地金には売値と買値に値幅があります。
これをスプレッドといいその割合は金を取り扱う会社ごと異なります。
そのスプレッドによって利益を得ていると言うわけですね。
仮に売却益目的で金を購入する場合、買った当時の価格を超える必要があります。
そのためスプレッドは狭い方が投資の効率は良いと言わざるを得ません。
買取ってもらう場合も原理は同じです。

持っている金を金そのものの価値として評価してもらいたい場合は、売却先を地金商に絞るのがいいと思います。
信頼できる会社なら市場価格と照らし合わせて、マージンを過剰にとることなく買取値を提示してくれるでしょう。
質屋やリサイクルショップではまねできない芸当です。

買取に行く場合は事前の下調べがとても大切です。
金がおおよそいくらで売れるのかいくらなら売ってもよいかという目安を作っておきましょう。
そうすれば金買取で失敗することはないと思います。